窓まわりのお話し~その2~
-
salastaff
こんにちは、小林です。
正面付け
天井付け

窓回りについて続編です。
こちらはロールスクリーンですが、左右で取付け方が違うのはお分かりでしょうか。
左側は正面付け。窓の上の壁部分に取付けます(窓を覆うような形になります)。
右側は天井付け。窓枠の中に納まるように枠の上部に取付けます。
断面図はこのようになっています。


ところで天井付けにした場合、下の矢印の部分に金具の一部(当事務所では「ツメ」と呼んでいます)が見えてきてしまいます。

これはあまり美しくない、ということで当事務所ではよく「ツメ隠し」という作業を行います。
このような部品を使って正面付けのように見せてしまう、という作業です。
こちらがその部品を取り付けたところ。
部品にロールスクリーンを正面付けをしたところ。
枠の上部に付くので本来は天井付けになりますが、この方法で付けるとツメが見えなくなりますよね。
またしてもマニアックな世界…(^▽^;)
ロールスクリーンは本来正面付けの方が綺麗なのですが、すぐ横に扉があってぶつかってしまったり、スペースにあまり余裕がなくすっきり納めたいとき等に使う手段です。
実はこの部品を使った場合、裏側(外側)から見ると部品の足の部分が見えてきてしまうのと、取付けの高さによってはかえって部品が目立ってしまう等、弊害があることも。
そこは様々な角度から検証して見極めていくことになります。
そしてメーカーさんがツメの目立たない部材を出してくれるのを待ち望む日々なのです。
Kobayashi