暮らしも変化

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salastaff
こんにちは、井坂です。

アトリエサラで設計した家を実際に見ていただく「住まい講座」は、2019年秋の開催から
長らくお休みさせていただいておりました。。。

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建て主の方に家の中を開放していただいて、皆様に見ていただきながら、設計側の考えと
建て主の方からの夢と希望や暮らしてみての感想、工夫などのお話をしていただき、
また、皆様からの質疑応答も活発で毎回有意義な講座となり、参加者は延べ1500人を超えて参りました。

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そして、
この講座の内容をもっとたくさんの方にお届けしたいとの思いから本づくりが始まり、出版しました
水越の著書「いつまでも美しく暮らす住まいのルール」(2015年発売・エクスナレッジ)は、
考え方のセオリーに沿った実例の写真がたくさん。装丁も美しく、増版もされて多くの方にご覧いただいてきました。

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・本の内容に共感されて、新築やリフォームのお問合せをいただくお客様。
・設計の打合せの際、ご希望の写真や考え方にたくさんの付箋を貼って数冊お持ちになるお客様。
・コロナ禍、対面できなかった時期も電話やZOOMで、共通のツールとしても活躍
(以前、図書館で手にしたことがある、現スタッフもおります〃▽〃)


この7~8年の間の社会の変化とともに変わってきた暮らしと設計の手法。。。
この度、大幅に加筆修正を加えた
「増補改訂版/いつまでも美しく暮らす住まいのルール」(エクスナレッジ)が3月24日に発売されました。

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・洗濯動線を見直せば生活が変わる
・キッチンをコミュニケーションスペースに
・集中できるワーキングスペース
・ペットにも快適な間取りを考える
(あの美猫コマツさんもお仲間入りです
---などなど、新たに20物件の写真も加えております。

ぜひ、皆様の住まいのお手伝いができますように
そして「住まい講座」も再開できますように
 

Isaka

A邸が竣工しました

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salastaff

こんにちは、鷹野です。
新緑がまぶしい季節になりました。
今回は素敵なお庭をもつ戸建のリフォームが竣工しましたので
紹介をさせていただきます。

A様はお住まいの近くで中古物件を購入され、リフォームの依頼をいただきました。
既存の間取りは和室が大きなボリュームを占めており、
窓は多いはずなのに(下図左側が南になり、広いお庭があります)部屋が分断され暗い印象がありました。

既存図
   既存の間取り図


3人のお子様がいらっしゃる奥様より、家事がしやすく ご家族が快適に過ごせる間取りにしたいとご要望をいただきました。
そこで、ご家族が集いやすく、広々としたLDKをご提案。
和室をLDに取り込み、キッチンも移設しました。

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リビングの一角にはスタディコーナーを設け、お子様の勉強もそばで見られます。
横にあるトール収納はお子様それぞれが自分のものを片付けられるように、大容量。
側面はマグネット対応の壁紙になっており、時間割なども貼れそうですね。


築27年、38坪のリフォームをご予算内でおさめるよう、リフォーム範囲や仕様について優先順位をひとつひとつ選定していただきました。
そして1階を集中的にリフォームし、2階の個室はあまり手を加えない方針で打合せを進めました。
また断熱性能は確保したく、床下に断熱材を吹付をし 1階の窓は内窓(インプラス)を追加しています。


キッチンはLIXILのノクト。
フロントオープンの食洗器がご希望でしたのでリンナイの食洗器をご提案。
ノクトの食洗器の中ではリンナイのフロントオープンを選択できませんが、別に手配を行い、後付けしました。

キッチンより


キッチン足元②


キッチン正面


ダイニングから見てキッチン右側の通路は間取り上、45センチ。
たった45センチですが、ここに通路を設けることで行き止まりのないキッチンが出来上がります。

奥様がお料理に集中する「女の城」タイプのキッチンもこだわりを感じて素敵ですが
ご夫婦で立つキッチン、ご家族で集うキッチン、お手伝いをお願いしやすいキッチンをご要望の場合には このようなアイランドキッチンをおすすめします。
奥様が孤立することなく、キッチンもコミュニケーションの場になるのが特徴です。


キッチンの隣はウォークスルー収納があり(ウォーターサーバーのストックや奥様の料理本や書類を置く予定です。ハンガーパイプも設けているので、ご家族のお仕度コーナーにもなります)その先は洗面室、脱衣室、浴室と続きます。

キッチンからの家事動線


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洗面所からの家事動線

ご家族の人数が多いとどうしても朝の洗面所渋滞は起こりがち。
そのような時でも長い洗面カウンターと鏡、さらにに2方向の動線があれば平和を保てます。

洗面所の先には脱衣室兼洗濯コーナー。
ガス乾燥機「乾太くん」も奥様の強い味方です。
誰かがお風呂に入っている時でも洗面所を使いやすいように、という水越の提案により洗面室と脱衣室を建具で分けています。

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四季のお花が植えられ、とてもきれいに整えられていたお庭を見ると
前オーナーの方がこの家を大切に住まわれていたことがよく分かりました。
A様ご家族に沿った間取りにリフォームをしたことで より快適な住まいになり、ますます大切に住み継がれていくことと思います。
使いやすい家事動線がお忙しい奥様のサポートとなり
ご家族の新生活が豊かになればいいなと願っております。

A様、この度は誠に有難うございました。

Takano





近況

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salastaff
こんにちは。須田です。

先日、年末にお引渡ししましたリフォーム物件F邸の奥様より、写真付きで嬉しいメッセージが届きました。

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おはようございます。

今回の我が家のリフォームは他にはあまり無いケースが多くて大変お手数をおかけしました。

暮らし初めて3か月半経ちましたが、とても快適に生活させて頂き感謝しています。
今のところ収納のリバウンドもありません(^^♪✌

きめ細やかな設計、私達の希望を叶えて下さるアイディア、丁寧な工事...本当にありがとうございました。

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コロナ禍もあり着工がかなり遅れてしまい、設計からお引渡しまで2年近くかかってしまった物件です。
でもその間F様とじっくりプランを検討、F様からは沢山のご要望、アイディアをいただきました。
ご要望の中には頭を抱え込んでしまう難題もありましたが、打ち合わせを重ね、現場が始まってからは監督さんや大工さんの力も借りて、F様が思い描かれた理想の住まいに近づけることが出来ました。
難しい物件だっただけに、お引渡し後こうして快適な生活を送られている様子を報告していただけると、嬉しい気持ちで一杯になります。そして改めてリフォームの設計に楽しさを感じてしまいます。

リフォーム前の写真も御覧ください。

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外観も大きく変わりました。残す部分と新しくする部分のバランスが難しかったのですが、上手くいきました!

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LDもbeforeの状態が思い出せないくらい別空間になりました。

F邸のこだわりポイントはまた追ってこのスタッフブログで紹介していきますね。


本日もうすぐ竣工予定のKM邸に行ってまいります。RC造地下付き木造2階建ての新築住宅で、この物件もこれまた工事期間も長く大変な物件です。先日現場に行った時は家具の据え付け工事中でした。
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今日は足場も外れ、外観の全景が見られそうです。内装も進みキッチン据え付けも完了したとのこと。楽しみです♪

suda

S邸が竣工しました

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salastaff

はじめまして、小林暁子です。

最近工事が終わったS邸のキッチン・ダイニングのリフォームを紹介します。

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上はリフォーム前のS邸の様子です。

L型の半クローズドキッチンを、できるだけオープンにして、明るく使いやすいキッチンに、そしてダイニングはものを収納してできるだけ広く使いたいというご要望。

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解放感を出すためにキッチンの入り口を可能な高さまで上げましたが、リビングからの視線を隠すために真ん中の壁は残しました。

ここをタイル貼りにしてインテリアのアクセントに。


もともとクラシックなインテリアがお好きなSさん。

今回もそのスタイルは変わらないようにしましたが、全体を明るめにしたいということでしたので、キッチンや家具、建具の面材の色はオフホワイトにしました。

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あまり広くないダイニングは、ベンチを作り付けに。

ウレタンの座面をグレージュ色の布でくるみ、縁にパイピングをほどこしました。

こちらの布地は奥様が海外から輸入されたものです。

ベンチ背面の壁もグレージュのクロスを貼りました。ベンチとも壁のタイルともなじみます。

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ベンチの中にはホットプレートやパンの捏ね機などを入れる予定。

それらがすぐ使えるようにベンチの下に家具コンセントもつけました。

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ベンチの反対側には上を引き出しにした、薄い収納を作りつけに。

ダイニングで使うものは大きなものから、こまごましたものまで、大体のものは入る予定です。

ご主人のリモート用のPCの定位置も決めました。

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以前は小窓だったキッチン側との開口も大きく広げました。

排気ダクトを通すために下げたキッチンの天井との段差を生かして間接照明も付けました。

(点灯した写真を撮るのを忘れてしまい、残念😢

 向こうに見えるのはアトリエサラオリジナルのいつもの家電カウンターです。

サイズやダストスペースなど、お客様一人一人のサイズや構成でどなたにも大満足していただけます(^^)/

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キッチンはシンプルにI型プランと背面収納の組み合わせです。

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ゴミ箱スペースにも扉を付けました。作業時はこのように空けっぱなしにして使うことも可能です。

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S様には満足度の高いリフォームになったというお言葉を頂戴しました。

収納リフォームは全面リフォームほど、空間は劇的には変わりませんが、生活の質は格段に変わります。

 

これからも、皆様に喜んでいただけるリフォームをたくさんしていきたいと思います。




 

基礎コンクリート工事現場レポート

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salastaff

こんにちは、田中です。

先日、新築工事の現場で、基礎のコンクリート打ちがありました。

今日はその様子をレポートいたします。

 

早朝、現場に到着するとすでに作業員の方たちがスタンバイ。そこへ、生コン車が到着しました!

生コン -


打設の前にまずは大事なコンクリートの品質検査です。

これはコンクリートの流動性を測るスランプ検査 スランプコーンという筒にコンクリートを所定の方法で入れた後、コーンを垂直に上に引き上げて、コンクリートの下がり具合を調べます。 

スランプ1


スランプ2

経験を積まれた方だと、スコップでコンクリートをすくった時の感覚で測定前にだいたいの値が予測できるそうです。

次にエアメーターと呼ばれる装置で、空気量の試験

エアメーター

そして、その次に塩化物含有量の検査

塩化物含有

無事に全て合格です。 因みに、ごくまれに不合格となることもあるそうです。当日の天候や輸送時の状況の影響を受けるデリケートなものということがよくわかりました。


生コンクリートは時間とともに硬化がはじまる性質のため、品質検査も時間との戦い。無駄な動きのない手際の良さで検査終了し、実際に打設が始まってからも、2台目、3台目の生コン車の到着タイミングはピッタリでした。


打設


綿密な事前準備とそれに基づく息の合った連携プレイで、丁寧かつ確実に工事は進んでいます。